倦怠感と眠気がつらい!原因と対処法、手軽に行えるマッサージを解説
「いくら寝ても眠気が収まらない」「疲れがなかなか取れず身体がだるい」など、倦怠感や眠気の症状があると辛いですよね。日々頑張っているからこそ、身体の不調を感じることもあると思います。
これらの症状は、さまざまな要因から生じるものです。本記事では、これらの原因と対処法について詳しく解説します。
倦怠感と眠気の主な原因
慢性的な倦怠感と眠気の原因は、主に6つです。以下では、原因の詳細をひとつずつ説明します。症状が起こる根本的な原因を考える機会にしましょう。
生活習慣の乱れ
不規則な生活リズムや不健康な生活習慣は、眠気や倦怠感を引き起こす大きな原因のひとつです。
特に、起床・就寝時間のズレがある人やハードワークをしている人などは、身体に大きな負担がかかっており、疲労が蓄積しやすくなります。
また、食事の時間が不規則であったり、栄養バランスが偏っていたりする場合も、身体のエネルギーが不足することで疲労感を感じやすくなります。
ストレス
精神的なストレスは自律神経のバランスを乱し、健康を害す可能性があります。その症状のひとつに倦怠感や眠気も存在するのです。
仕事のプレッシャーや人間関係のトラブルが続くと、慢性的な疲労感に悩まされることがあります。
また、ストレスは睡眠の質にも影響を及ぼします。これによって眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めたりすることがあるため、眠気や倦怠感の症状が出ることがあるのです。
睡眠不足
睡眠は、身体と心の回復に重要です。十分な睡眠が取れないと、日中に強い眠気を感じることがあります。
特に睡眠の質が低いと、適切な時間の睡眠を取っても疲労が取れません。睡眠の質をあげるような対策をしましょう。適切な睡眠時間の目安としては、約6~8時間ほど確保するとよいです。
また、睡眠不足の原因には、睡眠障害などの病気が隠れている場合もあります。その他にも寝具の問題である場合、夜遅くにカフェインを摂取して興奮状態にある場合など睡眠不足に陥る要因はさまざまです。原因を特定し対策を講じましょう。
栄養不足
バランスの取れた食事ができていないと、必要な栄養素が不足してしまいます。これにより、身体のエネルギーが不足することで眠気や倦怠感を覚えることがあるのです。
特にビタミンやミネラル、タンパク質が不足すると、体のだるさや疲労感を引き起こします。鉄分不足による貧血も、倦怠感の原因の一つになるでしょう。
運動不足
運動不足だと、日中に眠気や倦怠感を感じることがあります。
運動をあまりしない人は、筋肉が緊張していたり、血液の流れが悪かったりする場合が多いです。このようにエネルギー代謝が悪いと、疲労感を感じやすくなります。
環境の変化
季節の変わり目や急な環境の変化は、身体にストレスを与え、倦怠感や眠気を引き起こします。
気温や湿度の大きな変化があると、特に敏感な人は自律神経をうまく調節することができません。これにより、心身の不調を及ぼすことがあります。
倦怠感と眠気の対処法
倦怠感と眠気が続くと日常生活にも支障が出るため、つらいですよね。
ここでは、辛い症状を和らげたり、予防したりする対処法を解説します。症状を軽減させたい方は、参考にしてみてください。
良質な睡眠を確保する
眠気や倦怠感を感じるときは、まず十分な睡眠を確保することが大切です。
毎日同じ時間に寝起きすることで体内時計が整います。また、質の高い睡眠をとるために、寝室は静かで暗くするように心がけましょう。
室内は適切な温度と湿度を保つことがポイントです。寝る前にはスマホやパソコンを使わず、本を読んだり、リラックスする音楽をかけたりして、ゆったりと過ごしましょう。
適度な運動を行う
日中は、適度な運動を行うとよいです。運動は血流を改善し、エネルギー代謝を活発にします。
無理のない範囲でウォーキングや軽いジョギングを行うことで、身体をリフレッシュすることができます。
また、デスクワークでは筋肉が凝り固まりやすく、血流も悪くなりがちなので、合間にストレッチを取り入れるとよいでしょう。ストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。
ストレスを溜めない
ストレスを上手に管理することで、眠気や倦怠感を軽減できます。そのためには、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。
たとえば、休日は趣味に励むとリフレッシュできるでしょう。特に、アウトドアが好きな人は、外で活動することで運動不足も解消できます。インドアの人であれば、友人との会話、読書などが効果的です。
また、朝や寝る前に瞑想を取り入れるのもよいでしょう。瞑想は心を静める効果や、ストレス解消効果が期待できます。
リラックスできる時間を意識的に設けることで、心と体のバランスを保ちやすくなります。
必要な栄養を補給する
必要な栄養素をサプリメントで補うのも良い方法です。特にビタミンB群、鉄分、マグネシウムは、食事だけでは不足しがちな栄養素とされています。
そのため、サプリメントで補給すると眠気や倦怠感の軽減に効果的です。
具体的には、ビタミンB群はエネルギーの代謝を助け、疲労回復に役立ち、鉄分は貧血を防ぐことで倦怠感を軽減します。
マグネシウムは筋肉の緊張を緩和し、リラックス効果がありますサプリメントを上手に活用して、健康的な生活を送る助けにしてみるとよいでしょう。
眠気や倦怠感に効果的なマッサージ
ここでは、「すぐに症状を緩和させる方法を知りたい」という方にむけて、効果的なマッサージをご紹介します。
ツボを刺激したり、血流を良くしたりすると、身体がスッキリする感覚を味わうことができるでしょう。
どの方法も、自宅で手軽にできるうえ即効性も期待できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
耳を引っ張るマッサージ
耳を引っ張るだけのとても簡単なマッサージです。
まず、両耳の上を指でつまみ、上方向にやさしく引っ張ります。
次に、指を耳の真ん中部分にずらし、横方向に引っ張りましょう。同じように耳の下も下方向につまみ、引っ張ります。
これを1分程度繰り返すと、視界がスッキリする感覚があると思います。
耳にはたくさんの神経が通っているため、マッサージをしてあげることで自律神経が整い、血流も良くなります。これによって、眠気や倦怠感を軽減させることができるのです。
足の裏を刺激するマッサージ
足の裏にも、多くのツボが存在します。その中でも眠気や倦怠感の軽減に効果的なのが「湧泉」です。
湧泉は、足の裏の中央から少し上の位置にあるツボで、ここをやさしく指圧すると体力や気力が湧いてきます。
マッサージのやり方としては、ツボを足先に押し出すようなイメージで両手の親指で押します。手が疲れてしまう場合は、ゴルフボールやツボ押しグッズなどを活用するとよいでしょう。
首まわりをラクにするマッサージ
身体のなかで疲労が溜まりやすいとされている首肩まわりです。デスクワークなどで筋肉が凝り固まっている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、首から肩をほぐすマッサージです。
まず、人差し指から小指までの指で肩の上側をくるくると円を描く様に揉みます。その後、髪の生え際から首の付け根までの筋肉に沿って、同じようにやさしく揉みます。上から下方向に同じ動きを繰り返してマッサージしましょう。
こうすることで肩が軽くなり、だるさが軽減します。
まとめ
倦怠感や眠気は、生活習慣やストレス、睡眠不足、栄養の偏りなどさまざまな要因から生じます。症状の原因を理解し、適切な対処法を実践することで、健康な生活を維持できるでしょう。
疲れた時には、無理をせずに休息を取ることも大事です。健康な身体と心を保つために、本記事で紹介したことを日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。