おうちで手軽にボディケア!マッサージ用ボディクリームの選び方徹底解説
薄着の季節になると、どうしても気になのが二の腕のたるみや足のむくみですが、そんな時にボディのお悩みを手軽に解消してくれる方法のひとつに、「ホームマッサージ」があります。
しかし肌はとてもデリケートなので、直接マッサージを行うと肌トラブルの原因になってしまうことも。
そこでホームマッサージの際には、肌への摩擦軽減とスキンケアを同時に叶えてくれる「ボディクリーム」は必須アイテムです。
そこで今回は、マッサージ用ボディクリームについて、さらには上手な選び方について詳しく解説します。
ホームマッサージにはどんな効果が期待できる?
筋肉の疲労の回復やリラクゼーション効果、さらにはリンパの流れを改善して老廃物を排出するなど、マッサージにはさまざまな効果があることが知られています。
さらに運動や食事制限などに加え、マッサージを習慣化することでダイエット効果が高まるとされ、最近は自宅で手軽に使える筋膜リリース用のマッサージローラーなども人気を集めています。
せっかくホームマッサージを行うなら、できるだけ効果的な方法を取り入れたいものです。
そこでまずは、効果的にホームマッサージを行うための4つのポイントについて解説します。
ポイント1 継続して行う
マッサージを行って一時的に筋肉をほぐしても、継続して行わないとすぐに以前の状態に戻ってしまいます。
テレビを見ている隙間時間、就寝前など時間を決めて毎日行うことで、持続的に効果を得られます。
ポイント2 ゴールデンタイムは「お風呂上がり」
マッサージは、体が温まって血流やリンパの流れが良くなっている時や、筋肉がほぐれている時に行うのが効果的です。
そのためホームマッサージを行う場合には、湯船にゆったりと浸かって体が温まっているお風呂上がりが最適です。
ポイント3 ソフトタッチが原則
マッサージをした翌日などに、「もみ返し」と呼ばれる症状に苦しんだ経験がある人もいるのではないでしょうか?
もみ返しが起きるのは、過度に筋肉を刺激した結果、筋膜や筋線維に炎症が起きてしまうためだとされています。
そのためホームマッサージを行う場合にも、あまり強い圧をかけないように心がけてください。
ポイント4 食後や飲酒前後の時間は避ける
マッサージをすると血行がよくなり、その分食後なら消化が悪くなる、飲酒前後ならお酒が回りやすくなるといった弊害があります。
そのため目安としては食後なら食事から2~3時間後に、そして飲酒後の場合日を改めて行うのが好ましいとされています。
ボディクリームはホームマッサージの強い味方!
ホームマッサージにはさまざまな方法がありますが、軽めに筋肉のコリをほぐしたり、リンパの流れを良くしたりする程度であれば特別な道具は必要ありません。
しかし肌に負担をかけずに、より効果的にホームマッサージを行うために準備したいものがあります。
それがマッサージ用の「ボディクリーム」です。ボディクリームの使用には、大きく分けて2つのメリットがあります。
メリット1 肌への摩擦の軽減
ボディクリームを使用する最も大きなメリットが、肌への摩擦の軽減効果です。
肌へ摩擦が刺激となり炎症が起きると、肌は防御反応として「メラニン」を分泌します。
メラニンはシミの原因になる物質なので、肌に刺激を加えることでシミが形成されるリスクが高まる可能性があります。
さらに摩擦を加えることで角質がはがれ、肌のバリア機能を低下させてしまう場合もあります。
ボディクリームを使用するとマッサージ時の摩擦が軽減され、肌への負担を減らす効果が期待できます。
メリット2 保湿効果が期待できる
肌にとって、乾燥は大敵です。肌の乾燥を放置するとシワなどの原因になるだけではなく、肌のターンオーバーが正常に行われずに肌トラブルの原因になってしまいます。
ボディクリームは、油分により肌に膜をつくり、水分の蒸発を防ぐことで肌の乾燥を防ぎます。
さらに肌の悩みに合わせた成分が入っている商品を選べば、塗るだけでスキンケア効果が期待できます。
なお、ボディクリームと同様の働きをするものにボディローションやボディオイルがありますが、ボディローションは化粧水に近く伸びが悪い点、そしてボディオイルは寝具やカーペットなどに付着した場合に処理が大変な点や、使用後にぬるつきを取るのが大変といったデメリットがあるので、マッサージ用のボディクリームの使用が一番手軽で便利です。
マッサージ用ボディクリームの選び方
マッサージ用のボディクリームを選ぶ際には、どんなポイントに注意して選べばいいのでしょうか?
ここではチェックしておきたい5つのチェックポイントをご紹介します。
チェックポイント1 部位別に使い分ける
webや雑誌などで、「顔もボディも同じ皮膚」といった記事などを目にします。
しかし実際には顔の皮膚と体の皮膚とでは厚みが異なり、顔の皮膚はボディの皮膚と比較すると薄いためより摩擦などに弱い傾向があります。
そのためボディマッサージと合わせてフェイスマッサージも行う場合には、ボディクリームはできるだけ顔用とボディ用を分けて準備するのがおすすめです。
そしてさらにこだわりたい人なら、ボディ用の中にもバスト用、二の腕用などパーツごとの気になる悩みに効果を発揮するボディクリームも販売されているので、チェックしてみましょう。
チェックポイント2 目的にあったボディクリームを選ぶ
乾燥が気になる、たるんだ部分を引き締めたいなど、肌に対する悩みはまさに人によって千差万別です。
ボディクリームには各種美容成分が含まれているものも多いので、自分が期待する効果に合った成分が含まれているのかも商品選びの大切なポイントになります。
目的別に効果のあるとされている美容成分には、次のようなものがあります。
乾燥対策:ヒアルロン酸・シアバター・セラミド・コラーゲン・グリセリン・エラスチン
引き締め対策:カフェイン・トウガラシエキス・ビタミンE・L-カルニチン・バニリルブチル
チェックポイント3 皮膚につけた時によく伸びるか
前述したように、マッサージの際にボディクリームを使用する目的のひとつが肌への摩擦の軽減です。
そのため肌につけた時に伸びがよい商品の方が、肌への摩擦の軽減効果が高いといます。
店頭にテクスチャーが準備されている場合もあるので、できるだけ実際の使用感を確かめてから購入すると安心です。
チェックポイント4 自分が使う場面に合った使用法の商品を選ぶ
パックなどもそうですが、ボディクリームにもつけてから洗い流すタイプと、コットンなどで軽く拭き取るタイプ、そしてつけっぱなしでいい商品があり、特に顔用のものは使用方法がかなり細かく分かれています。
浴室で使用するのか寝室やリビングで使用するのかなど、ボディクリームを使用する場面を想定して、使い勝手のいいタイプの商品を選ぶことも重要です。
チェックポイント5 コスパも忘れずにチェック!
化粧水の使い方でも指摘されることですが、効果の高い美容成分が入った高額な商品をチビチビと使うよりは、お手頃価格の商品を惜しみなく使う方が効果的だといわれます。
特にボディクリームの場合は、肌への摩擦を減らすために使う物だけに、惜しみなくたっぷりと使いたいもの。
毎日使うものだからこそ、容量の多さやコスパも決して無視せずチェックしましょう。
チェックポイント6 肌との相性をチェック
特に敏感肌の人の場合、肌との相性は必ずチェックしたいポイントで、「敏感肌用」「低刺激」などと書かれた製品を選ぶと安心です。
また最近では香りに敏感に反応してアレルギー症状が出る「香害」も問題になっています。
そうしたアレルギーがない場合でも、普段使っているパヒュームとの香りの相性もあるので、香りのある・なしや香りの強弱、そしてどんな香りなのかも購入前には必ずチェックしてください。
もし香りによる癒し効果を求める場合には、次のような点を目安に選んでください。
リフレッシュ効果:柑橘系・ハーブ系・ミント系 など
リラックス効果:ラベンダー系・ローズマリー系・カモミール系・ウッド系 など
まとめ
現在ボディクリームは、多種多様な商品が販売されています。
そこで購入する前には欲しい効果や予算などを事前に検討しておくと選びやすくなります。
なお、肌トラブルを抱えている、アレルギー体質といった場合には、事前に皮膚科医などに相談すると安心です。
マッサージ用ボディクリームを上手に活用して、理想のボディを手に入れてみませんか?