ストレートネックとは?マッサージで解決できる?
ストレートネックは近年、スマホ利用者の増加にともないよく耳にする機会が増えた症状です。「最近、首まわりに違和感があって……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、ストレートネックの原因や症状、解消方法をわかりやすく解説する他、ストレートネックでお悩みの方におすすめのマッサージやストレッチをご紹介します。
ストレートネックになる原因
ストレートネックになるのは、悪い姿勢で長時間いることが主な原因だといわれています。
たとえば、スマホ操作やデスクワークする時間が長い場合は要注意です。
ストレートネックの状態を放置すると、重症化するリスクがあるので早めに改善することが求められます。
自分がストレートネックなのかを見分ける方法は簡単です。壁を背にして真っ直ぐ立ちます。
注意点としては、後頭部や肩甲骨、お尻、かかとが壁に付くように意識して立つことです。
後頭部が壁に付いている状態であれば、首の状態は正常です。
後頭部が壁につかない場合は、ストレートネックの可能性があります。
ストレートネックで起こる症状
ストレートネックになると目の疲れや肩こり、手の痺れなどさまざまな症状が生じます。
ストレートネックが引き起こす症状を確認していきましょう。
目の疲れ
首を構成する筋肉の一部には、目の動きと連動する筋肉があります。
長時間のスマホ操作やデスクワークにより首の筋肉が凝ると、目の疲れに直結してしまいます。
目の疲れを放置すると肩こりだけでなく、頭痛や吐き気など引き起こすことも多いです。
ほかにも、睡眠の質が低下して日々の生活に支障が出ることもあります。
ストレートネックの改善はもちろん、適度に目を休めたり温めたりするなど目を労わる時間を作ることも大切です。
肩こり
ストレートネックになると首の筋肉が緊張するため、肩こりが発生します。
肩こりは症状が悪化する前に目が疲れたり集中力が落ちたりなど、ほかに不快な症状が出ることが多いです。
肩こりを放置すると、最終的に関節リウマチになることもあります。
また、ストレートネックで生じる首こりの原因は僧帽筋と胸鎖乳突筋の凝りです。
僧帽筋は、首から背中にかけて広がる筋肉のことです。
僧帽筋が凝ると首の付け根や肩が張ります。
胸鎖乳突筋は、耳の後ろから胸骨に繋がる筋肉のことです。
長時間のスマホ操作やデスクワークで胸鎖乳突筋が凝ります。
手の痺れ
ストレートネックを放置すると、手が痺れる症状が出ることがあります。
手や腕に繋がる神経は頚椎と頚椎の間から出ており、首の筋肉が緊張すると神経が圧迫されて手が痺れることがあります。
手が痺れる症状が出ている場合、ストレートネックが悪化している可能性が高いです。
この状態では、セルフケアの改善は難しいことも多いです。
手の痺れが数日間続いたり痺れが強くなったりしたときは、早めに病院に行くことをおすすめします。
ストレートネックはマッサージで解決できる?
近代病ともいわれるストレートネックの悩みを抱える人が増えているので、マッサージで改善できるのか疑問に感じていることもあるはずです。
基本的に、自宅で首を直接マッサージするのは危険だといわれています。
特に症状が重い場合、首の筋肉の緊張が強くなり、マッサージでは改善できません。
根本から改善したいのであれば、一度専門家に相談して改善を図るのがおすすめです。
ストレートネックを改善する方法
日常生活での姿勢の悪さがストレートネックの原因になる場合があります。
ただし、日頃から正しい姿勢を意識したりセルフケアしたりすることで症状を改善できることも多いです。
ストレートネックを改善する方法には、次のようなものがあります。
• 同じ姿勢を長時間続けない
• 自分に適した枕を選択する
• インナーマッスルを鍛える
• マッサージやストレッチをおこなう
• 専門機関で施術を受ける
同じ姿勢を長時間続けない
ストレートネックを改善したいなら、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。
たとえば、デスクワークが多い仕事の場合は前傾姿勢になるので、ストレートネックに繋がります。
症状を改善するには、正しい座り姿勢を身につけることが必要です。
正しい座り姿勢をするには、まずパソコンの画面と顔の距離を40cm以上離します。
画面を見る目線は水平よりやや下に向け、肘の角度は90度以上を保ちましょう。
椅子には深く腰掛けるのが望ましいです。
また、椅子に座るときは頭が上方向に引っ張られる意識で背筋を伸ばすと効果的です。
自分に適した枕を選択する
自分に適していない枕で寝ていると、首や肩の筋肉が緊張して硬くなることがあります。
枕の高さは、仰向けの状態で頭や首、背中のラインがS字になる状態が目安です。
ただ、自分に適した枕をどのように選べばいいかわからない人もいます。
そんな人は、ストレートネック防止用の枕を選びましょう。
インナーマッスルを鍛える
インナーマッスルは、身体の深い部分に位置する深層筋のことです。
インナーマッスルを鍛えることで正しい姿勢を保ちやすいため、症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
インナーマッスルの鍛え方はさまざまですが、初心者におすすめなのはお腹を凹ませながら呼吸するトレーニング方法です。
まず仰向けに寝て膝を立て、息をゆっくり吐きながらお腹を凹ませます。
息を吐ききった状態を維持して、浅い呼吸を繰り返しましょう。10〜30秒維持したら元の状態に戻します。
マッサージやストレッチをおこなう
ストレートネックは、凝り固まる筋肉をほぐすことが大切です。
筋肉がほぐれ、ストレートネックが緩和されれば、肩こりや目の疲れなどの症状が軽減されていきます。
またマッサージやストレッチにはリラックス効果もあり、継続的におこなうことでストレートネックの改善が期待できます。
専門機関で施術を受ける
なかなか症状が改善できない場合、症状が悪化した場合は専門機関への相談がおすすめです。
整体ではプロの整体師がストレートネックの原因となる筋肉と骨のバランスを整えてくれます。
一度で改善は見られないかもしれませんが、少しずつ症状は軽減されるはずです。
ストレートネックにお悩みの方のためのマッサージやストレッチ
ここではストレートネックの症状軽減が期待できるマッサージやストレッチをご紹介します。
ただしこれをすれば解消するというものではありませんし、やり過ぎは禁物です。
症状が改善しない場合はいったん中止し、早めに病院を受診することをおすすめします。
首のリンパマッサージ
「耳下から鎖骨中央」「耳下から肩先」をそれぞれさすってリンパを流します。
左右それぞれ1分程度ずつが目安です。強くさすりすぎないように注意しましょう。
回旋ストレッチ
体は正面を向けた状態で、首だけ横向きに動かしましょう。
首を動かすときは、鼻先を自分の真横に移動させる意識で動かすのがポイントです。
回旋ストレッチで首の筋肉にアプローチできます。
向き癖がある場合、動かしにくい方向があるかもしれません。
側屈ストレッチ
体を正面に向けた状態で、左右に首を横に傾けます。
首を傾けるときは呼吸を止めがちですが、ゆっくり呼吸を続けましょう。
側屈により、首の前側と後側の筋肉を同時に働かせます。首の細かい筋肉がストレッチされるので効果的です。
まとめ
肩こりや目の疲れなどさまざまな症状を引き起こすストレートネックを放置すると、手の痺れなど重症化する恐れがあります。
症状を軽くしたいなら、正しい姿勢を維持したり適した枕を見直してみたりなど自分に適したストレートネックの改善方法を試してみましょう。
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