リラクゼーションの種類と、お悩み別の選び方
街では多くのリラクゼーション店の看板を見かけますが、ひと口にリラクゼーションと言っても、実は様々な種類があります。
そこで今回は、体の症状に合わせた、最適なリラクゼーションの選び方を紹介します。
代表的なリラクゼーション・マッサージ4選
忙しい現代人の多くは、慢性的に肩こりや腰痛、頭痛に悩んでいる場合が多いものです。
「リラクゼーション」や「マッサージ」は、そうしたお悩みを抱える人たちの体の疲れや症状の改善を目指すサービスだといえるでしょう。ここでは代表的な4種類を紹介します。
全身リラクゼーション
最も人気があり、店の数も多いのが、全身の体の疲れを揉みほぐしてくれるタイプのリラクゼーションです。
30分や60分など、時間単位でセラピストが全身の筋肉の疲れを揉みほぐしてくれるものが代表的ですが、それ以外にも次のような種類があります。
■リンパ系トリートメント
リンパは血液同様に人間の体の中を隅々まで流れているもので、体の中に溜まった余分な水分や老廃物を排出させ、体を細菌などから守るといった大切な働きがあります。
しかしオフィスワークなどで座りっぱなしの姿勢を続ける、運動不足であまり体を動かさないといった状態が続くとリンパの流れが滞り、その結果細胞内に老廃物がたまり、むくみ肌や荒れなどの原因になります。
そうした症状の改善を目指すのが「リンパ系トリートメント」で、代表的なものにはアロマオイルトリートメンやハワイのロミロミなどがあります。
■ストレッチ系
ストレッチ系のリラクゼーションの場合は、セラピストが全身をもみほぐすだけではなく、リラクゼーションを受ける人自身が体を動かすのが特徴です。
ストレッチ系の代表的なものが、「タイ古式マッサージ」です。別名「2人で行うヨガ」と呼ばれており、セラピストが中心となって大胆に全身のストレッチを行うことで、施術後は全身の爽快感を体感できます。
骨格系リラクゼーション
一般的なリラクゼーションやマッサージが筋肉を揉みほぐすことで疲れをとり体の不調の改善を目的にしているのに対し、骨格に刺激を与えることで体を整えることを目的としているのが骨格系のリラクゼーションです。
代表的なものには、まずは骨格の歪みを矯正し、さらに筋肉をほぐして体全体のバランスを整えことを目的とした「整体」、発祥の地であるアメリカでは国家資格取得者が施術を行なっているもので主に背骨の歪みの調整を行うことで人間が本来備えている自然治癒力の回復を目指す「カイロプラクティク」、韓国の歴史ある骨格美容法で、筋肉と骨に同時にアプローチを加えることで骨格を整えると同時に老廃物を排出させることで小顔効果を狙う「骨気(コルギ)」、骨盤の位置を本来あるべき位置に導き、体全体のバランスを整えることを目的とした「骨盤矯正」などがあります。
フット系リラクゼーション
「足は第2の心臓」と呼ばれ、足に刺激を与えることで全身の血流改善目的としているのがフット系のリラクゼーションです。
足の裏には全身の部位や臓器に通じる「反射区」があり、それを刺激することで対応する体の部位を活性化させ、不調の改善を目指す「リフレクソロジー」が代表的な存在で、低刺激の「英国式」や、ツボを強く刺激することで疲労の回復を目指す「台湾式」など、いくつかの種類があります。
医療系マッサージ
広義な意味ではリラクゼーションもマッサージに含むこともありますが、厳密にいうとそうではありません。正式に「マッサージ」と呼ぶことができるのは、実は「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を持っている人が施術を行う場合に限られます。
医療系マッサージとしては、全身を揉むことで筋肉をゆるめ、疲れをとり、体の循環を改善させることを目的とした「あん摩」を指すのが一般的です。
他にも医業類似行為にあたる施術としてはピンポイントでツボを押すことで体の機能を調整することを目的とした「指圧」、針やお灸によってツボを刺激し、体の不調を改善することを目的とした「鍼灸(しんきゅう)」などがあります。
症状別!最適なリラクゼーション店の選び方
ここまでご紹介したように、マッサージには体の症状や改善したい目的に合わせて、様々な種類があります。
そこでここからは、体の症状や目的に合わせたリラクゼーション店の選び方について詳しく解説します。
とにかく疲れをとりたい時には?
ケガなどで特定の部位を痛めたわけではないけれど、ここのところ忙しくて体を動かしいないし、なんとなく肩や腰が重いといった「お疲れ系」の時におすすめなのが、全身の体の疲れを揉みほぐしてくれるタイプのリラクゼーションです。
こうしたお店のメリットは、とにかく不調を感じた時に手軽に利用できる点が挙げられます。最近は、1時間で3,000円程度など、格安料金を売りにした店が増えています。しかしその場合、セラピストにより技術にバラつきがある場合もあるので、何度か通って相性の良いセラピストに出会った時には、指名料などをプラスしてセラピストを固定するのもおすすめの方法です。
また、なんだか疲れがとれない、全身に倦怠感があるといった場合には、血流が滞っている場合が多いので、リンパ系トリートメントもおすすめです。ハワイ式のオイルマッサージの「ロミロミ」、バリ式の「バリニーズ」、豊富な手技で全身の疲れを癒す「スウェディッシュマッサージ」などが代表的な存在です。
ただしオイルマッサージの場合、店舗によっては女性限定の場合もあるので、男性が利用を希望する場合には、事前に男性も利用できるのか確認しておくと安心です。
そして足裏の反射区を刺激することで、そこに結びついている体の部位に刺激を与えたり、全身の血流改善にもつながるリフレクソロジーも効果的です。
肩こり・腰痛を改善したい時には?
肩こりや腰痛など、特定の部位に痛みがあったり、気になる場所があったり場合には、骨格の歪みが原因になっている場合があります。そこで選択肢に入れたいのが骨格系の施術です。
また、医療系マッサージになりますが、肩こりや腰痛、それに起因する頭痛などがある場合には、気になる体の部位に効果的なツボを刺激したり、凝り固まった筋肉をほぐしたり効果がある指圧なども有効です。
また慢性的な肩こりや腰痛を抱えている場合には、ストレッチなどを生活の中に取り入れて、筋肉を動かす習慣をつけることも効果的なので、ストレッチ系のマッサージを受けて、効果的な体の動かし方を習うのもおすすめの方法です。
ただし、民間の施設だけではなく、国家資格のある施術者が経営する整骨院の場合でも、レントゲン撮影は認められていません。
また特に激しい腰痛や膝痛などがある場合には、椎間板ヘルニアや膝関節症といった医療的措置が必要な疾患が隠れている場合があります。痛みがずっと続いている場合、痛みが強い場合、長く通っているけれど症状が改善されないといった場合などには、早い段階で一度医療機関にてしっかり診察を受けることも必要です。
ケガをした場合には?
一般的なリラクゼーション店はケガの治療を目的としたサービスではありませんから、医療機関への診療を考えることをおすすめします。
骨折をした、肉離れを起こしたといった場合には、まずは整形外科などを受診し、レントゲンやMRIによりしっかり確定診断を取ることが大切です。その後、鍼灸整骨院などで鍼灸や音波治療など、回復力を促す治療を選択することもできます。
なお、きちんと病名が診断されている場合には、鍼灸整骨院であれば健康保険が適用されます。
まとめ
リラクゼーションやマッサージはひとくくりに「マッサージ」と称されることが多いですが、その中身は千差万別です。さらに施術者の資格についても、国家資格以外にも多くの民間資格が存在します。
さらに骨格などにアプローチして、痛みや症状の改善を目指すものから、全身の筋肉を緩めたい、血流を改善することで疲れをとることを目的としたものまで、その目的も様々です。
自分が現在どんな症状に悩んでいるのか、そしてそのお悩みを和らげるためにはどんな選択肢があるのかをじっくりと検討し、最適な方法でお悩みの改善を目指してみてはいかがでしょうか。
出張リラクゼーションマッサージの「熟女東京」では、主にオイルコース・揉み解しコースでの施術を行っております。揉み解しの強さなどはお好みに合わせることもできますので、お気軽にお申しつけくださいね。